デザイン哲学
反直感的な選択が 10 個。それぞれ失敗から学んだもの。全部理解しなくても使えるが、何かを変えるつもりなら先に読んでほしい。
1. 経歴は一か所にまとめる
5 つのバージョンに散らばった事実は、いつか矛盾する。profiles/master.md が唯一の事実ソース——実績、肩書き、タイムラインはすべてここに入れる。履歴書を作るとき、AI はここからデータを取る。先週のドラフトからではない。
resumes-archive/ や 简历/ の過去の履歴書は読み取り専用のバックアップであり、データソースではない。
2. 方向を一度決めたら、毎回言わなくていい
「こういう仕事を探している」と毎回 AI に伝えるのは面倒だし、ぶれやすい。ターゲットのレベルと業界を AGENTS.md の先頭に書いておけば、AI は毎セッション自分で読む。方向を変えたいときはそのファイルを一か所直すだけ。
3. 求職活動と研究課題申請は別のもの
企業への応募と科研費申請は、同じ書類では対応できない——フォーマットも、トーンも、「どの実績を押すか」も違う。master.md が求職用、research.md が課題申請用(必要なときだけ有効化)。まとめると両方おかしくなる。
4. 機密書類はリポジトリに入れない
身分証明書、契約書、任命書、学位証明書、税務書類——コミットしない。verification/references.md に「どこにあるか」だけ記録し、原本は自分のドライブかクラウドに置く。これでリポジトリをいつでも誰かに見せても、何も漏れない。
5. 重要な提出前に、書いたことを確認する
シニアポジションの面接や助成金の審査——提出前に一度確認する価値がある。workflows/verification.md を実行して、学歴・雇用者・肩書き・プロジェクト番号・数値をすべて公開情報で裏を取る。独立した 2 つ以上の情報源が基準。
一致しないものが見つかったら今すぐ直す。面接官や審査委員に見つかるよりずっといい。
6. 終わったらすぐアーカイブ
todo.md には未着手の作業だけ入れる。完了したら AI にアーカイブを頼む——changelog.md に日付付きで移動する。[x] が積み上がった todo は達成感があるかもしれないが、「今何をすべきか」が見えなくなる。
7. 応募ごとに専用フォルダを作る
jobs/applications/{会社名}-{ポジション}-{YYYY-MM-DD}/ に JD、履歴書、カバーレター、面接準備をひとまとめにする。同じ会社に 2 回目の応募 = 新しいフォルダ、上書きしない。日付は必須——ペースを可視化し、特定の応募に戻れるようにする。
8. 面接用のストーリーと事実の記録は分ける
profiles/stories.md には話すために磨いた STAR ナラティブを入れる。master.md には生の事実の記録を入れる。ストーリーは伝わるように作られ、事実は正確に記録される。目的が違うので、混ぜない。
9. 使う言語は一つだけ
初期化時に中国語か英語を選んで、以後は混ぜない。テンプレート、AI 指示、ワークフローはすべて単一言語環境を前提に書かれている。混在すると出力がぶれる。履歴書の出力言語は応募先によって選べる——それは別の話。
10. 特定の AI IDE に縛られない
AGENTS.md はクロス IDE 標準のコンテキストファイル。使用している IDE が別の場所を必要とする場合(Cursor の .cursor/rules/、Windsurf の .windsurfrules)は、シンボリックリンクかコピーで対応する。内容を特定のベンダー形式で書かない——ツールを変えるときにコンテキストを書き直す必要はないはず。
参照しているフレームワーク
ここで挙げた設計の選択はどれも確立された出典がある。完全なリストは フレームワーク。